「WEBデザイン」の仕事への道、成功のポイントを探る!

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今回は「WEBデザインのスキル」を習得してから「どのようにお仕事にしていくのか」についてお話をしていきます。

私の実体験に基づいているので、「誰でも当てはまる」というわけではありませんが、「1つの事例」として見ていただければと思います。

目次

ポートフォリオサイトの制作

「ポートフォリオサイト」や「ポートフォリオページ」を作ることが「お仕事」につなげるためにはとても大切です。

「スキル」は外部からはなかなか見えづらく「こういうことができます」と口頭で伝えても「どのようなサイトが作れるのか?」が伝わらなければ「お仕事」につなげていくことも難しくなってしまいます。

ポートフォリオサイト制作では、

  • 何をテーマにするのか
  • 誰に何を伝えるサイトなのか
  • どのようなページ構成にするのか
  • どのサーバーを利用するのか

など、さまざまなことを考えながら決めていく必要があります。

何をテーマにするのか?

WEBサイト制作が必要な業種は多岐にわたり、「何をテーマにするのか?」は「自分の得意分野」とも関連してきます。

「自分の得意な分野のデザイン」のほうが「より良い品質のデザイン」を作れる可能性も高くなるため、アピールもより強いものになります。

「ポートフォリオサイト」は「自分以外の人」も制作しています。

ということは「誰かのポートフォリオサイト」と比較される可能性も高くなるため、「自分の強み」が生かせる分野を選ぶことも大切です。

私がポートフォリオサイトを制作していたころは、「いろんな人のポートフォリオサイト」を見ながら、「自分のアピールできそうなポイント」をずっと考えていました。

  • レイアウト
  • デザイン
  • アニメーション

など、いろんなサイトを見ていると学べる要素はたくさんあります。

ぜひいろんなサイトに触れながら「自分のポートフォリオサイト制作のテーマ」について考えてみてください。

誰に何を伝えるサイトなのか?

ポートフォリオサイトを制作する際に、誰に見てもらい「何を感じてもらいたいのか?」を具体的に考えていきます。

例えば、「就職先の企業の面接官」にポートフォリオサイトを見てもらうと仮定すると、その面接官に「何を感じてもらいたいのか?」を考えていきます。

例えば、「真剣にWEBデザインに取り組んでいること」を伝えたいのか「高いクリエイティブ性を持っていること」を伝えたいのかなど、「自分のポートフォリオサイト」で感じてもらいたいことを考えていきます。

ポートフォリオサイトでは、

  • 自己紹介
  • 経歴・学歴
  • スキルセット

などを記載することが考えられますが、「個人情報」でもあるため、「何をどこまで公開するのか?」をよく考えてから決めることが大切です。

ポートフォリオサイトにはよく「自己制作作品」や「実績作品」を掲載しますが、「実績作品」の場合は「著作権」などを考慮して「公開して問題がないものか?」をよく検討することも大切です。

面接官はそれらの作品から「保持しているスキル」を把握し、職務に適しているかを判断しますので、「どの作品をポートフォリオサイトに掲載するのか?」を選定していくことが大切です。

「実績作品」の場合は「プロジェクトの詳細」について可能な範囲で伝えることも大切です。

例えば、

  • プロジェクトの規模
  • 担当業務
  • 業務での課題と課題解決の過程

など、自分が「どのようなプロジェクトにどのように携わったのか?」をわかりやすく説明することで、より詳細な「実務への取り組み姿勢」を伝えることができます。

どのようなページ構成にするのか?

Webデザインのポートフォリオサイトの構成は、

  • HOMEページ
  • PROFILEページ
  • SKILLページ
  • HISTORYページ
  • WORKSページ
  • CONTACTページ

のような構成が考えられます。

HOMEページ」は「一番初めに見てもらうページ」ですので、個性豊かで「多彩な表現」をしているケースが多く見受けられますが、何を目的とした「ポートフォリオサイト」なのかによっても内容が変わってきます。

例えば、「フリーランス」の「WEBデザイナー」の場合は「何ができてどのようなサービス・サポートがあるのかを伝えること」がメインになりますが、「就職・転職」などの場合は、「面接官」へ「スキル」をメインに「何ができるのか?」を伝えることが大切になります。

PROFILESKILLHISTORY」ページでは、「自己紹介・保有スキル・これまでの経歴や履歴」を書いていきますが、「どう見せるのか?」は「個性」が出るところでもあります。

例えば、「日常の暮らし」を公開して人間性が伝わる「PROFILEページ」を作成したり、「SKILLページ」では「保有スキル」を駆使したコンテンツを掲載したりとさまざまな作成方法があります。

HISTORYページ」は、これまでに携わったプロジェクトや「WEBデザイナー」になった経緯などを書いていきますが、「なぜWEBデザイナーになりたいと思ったのか?」などを詳細に書いているケースもあります。

WORKSページ」では、「作品・実績」などの成果物を掲載していきます。

「3D技術」を駆使して「作品の魅せ方」を工夫しているケースなどもあり、さまざまなページがあります。

CONTACTページ」は「お問い合わせ」を行う「お問い合わせフォーム」を設置していきますが、「就職・転職」がメインであれば設置していないケースもあります。

どのサーバーを利用するのか?

「WEBデザイナー」の作品は主に「WEBサイト」ですので、「高性能なサーバー」は必要がないケースがほとんどです。

「レンタルサーバー」などで性能的には十分ですが、「安定したサーバーを選ぶこと」が大切です。

特に「フリーランス」で活動している場合は「不安定なサーバーを利用している人」という印象はマイナスに働くことがあります。

「サーバーについて相談しても不安定なサーバーを勧められる」と感じてしまう人もいるかもしれませんので、「ポートフォリオサイト」のサーバーは「安定していて実績もあるサーバー」を選ぶようにしましょう。

WEBデザインを仕事に変えるための「道のり」

WEBデザインの仕事のスタイルには、大きく分けて

  • フリーランスで仕事を受注する
  • WEBデザインができる会社へ入社する

の2つがあります。

私は後者の方ですが、「ポートフォリオサイト」はどちらで活動する場合でも必ず必要になります。

私のリアルな入社体験と成長過程

「WEB制作会社」や「WEBデザインオフィス」」の面接を受けていると、「ここはこうした方が良かったかな・・・」という反省がたくさん出てきます。

就職活動を行っている間は、面接の反省点を改善して、「次の面接を受ける」ことをひたすら繰り返していました。

例えば、ポートフォリオサイトも「数があまり無いからどんなデザインが作れるのかあまりわからないんだよね」ということを言われたこともあります。

「ポートフォリオサイトをもっと充実させないと」と思い、さまざまなジャンルのサイト制作に没頭していました。

「面接」は初めはとても緊張しますが、何回も受けていると「聞かれることのパターン」や「何が求められているのか?」も少しずつ分かってきます。

「フリーランス」でも「就職・転職」でもそうですが、「求められていること」を理解して「それを自分が提供できるか」が一番重要なことだと感じました。

中には「WEBディレクションも行ってほしい」という企業もあり、求められている内容も会社によってさまざまなことも新しい発見でした。

このように「経験から得た知識を生かして、次につなげていく」ことで、成約の確立も少しずつ高くなっていきます。

さまざまなWEB制作会社・WEBデザインオフィスの面接を受けてきましたが、応募する会社との「相性」も大切です。

スキルだけを持っていても「この人と仕事をしたいな」とか「この会社で働きたいな」という気持ちがお互いにマッチしないとなかなか入社には至りません。

そのためたくさん面接を受けていく必要がありました。

何社受けたか覚えていませんが、数十社にはなっていると思います。

私のデザイナーとしての挑戦と成長の軌跡

一次面接で「あまり自分と合わなそう」という会社ももちろんあります。

ただ、「面接官」の方と話をしているといろいろな話をしてくださるので、それが自分には楽しい時間でもありました。

「スキル不足」なところを指摘してもらったり、「ポートフォリオサイトはこういうデザインにした方がいい」とアドバイスをもらえることもあったり。

それも全て自己成長につながっていきます。

就職活動をして半年くらい経ったころに受けた面接で「面接官」の方と話が合い、それから2次面接を受けて、内定をいただきました。

半年が早いか遅いかはわかりませんが、「入社に至るまでの過程」で「WEBデザイン業界に対する知識量」は増えていきました。

「新米デザイナー」からの成長と入社後に身についたスキル

入社した後も「スキルの研鑽」を積むことが大切です。

実務で積む経験が一番学びが多く深いものでした。

コミュニケーション能力

特に「コミュニケーションスキル」は「実務」で身についた部分が多く、お客様やWEB制作チームとの対話の中で上達していった部分がかなり大きいです。

もちろん失敗やうまくいかないこともありますが、そこから学ぶことが「自己成長」へとつながっていきました。

お客様も「WEBの知識がない状態」から「WEBサイト制作」という「新しいチャレンジ」に取り組むことも多いため、お客様が学んで成長しながら、自分も成長していく感じが嬉しかったことを今も覚えています。

お客様とコミュニケーションを行う中で「お客様の必要としていること」を少しずつ理解する能力が身についてきた気がします。

「コミュニケーション」は今でもまだまだ自分の中での課題でこれからも改善していきたいと思っています。

柔軟性のある対応力(プロジェクト管理力)

次に身についたスキルは「柔軟性」です。

特に「デザイン」や「レイアウト」、サイト内の「センテンス」の変更などさまざまな変化に柔軟に対応していくことが求められます。

「固定」ではなく、「流動的なもの」として「WEBサイト制作」を捉えられるようになっていきました。

その変化に対応する中で、「柔軟性と対応力」が身についていきます。

複数の案件を進めているとこの能力が無いと業務を進めることが難しくなってしまいますね。

私も最初は「あたふた」するばかりで、スムーズに業務を進めることができませんでした。

少しずつ「業務の優先順位」を整理できるようになり、複数の案件を進められるようになっていきました、

WEBデザイン力

「WEB制作会社」では、日々さまざまなデザインに触れるため、先輩の作品を見て「デザイン力」を磨いていきました。

実はこれが一番刺激的で楽しかったことと同時に、自分の「デザインの足りない部分」を日々実感することになりました。

特に「お客さんの意図」をどう汲み取ってデザインにしていくのかの過程は「未知の部分」だったので、「ヒアリング」から「デザインを作る過程」を一から学んでいきました。

周りに「デザイン力が高い人」がいると自分の「デザイン力の低さ」を肌で感じるため「環境」が「自分の成長」には大事なことに気づかされます。

コーディング能力

コーディングは「あまり得意じゃない」ということはあまり口外していなかったので、「コーディングできますか?」と聞かれた時は「はい、できます。」とは言ったもののあまり乗り気ではありませんでした。

何とか頑張って勉強したけどまだまだ未熟という状態で入社したので、コーディング能力の習得は一番大変だった記憶があります。

不思議なことに、苦手でもひたすらコードを書いていたら手が動くようになっていきます。

「HTML・CSS」でスキル不足を感じていたのに「Javascript」が書けるようになってきた時に「自分のコーディング能力の成長」を感じることができました。

おわりに

今こうして「WEBデザイン」ができているのは入社してからの「周りの環境」が私を育ててくれたからだと思っています。

「まだまだこれから」という思いを持って、今後も「WEBデザイン」に限らず「さまざまなスキル」を身に付けていきたいと思っています。

ここまで読んでいただいた方の参考になれたら幸いです。

この記事を書いた人

WEBデザイン事務所に所属している「ユナ」と申します。

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