「WEBデザイン」に必要なパソコンのスペックとは?

WEBデザイン(PC)

「WEBデザイン」を快適に行うために、「どれくらいのスペックが最適なのか?」を今も考え続けています。

「WEBデザイナー」によって考え方も異なるので、「唯一の正解」というのは無いのですが、私の考える「最適」についてお話していきたいと思います。

目次

「WEBデザイン」で行う「業務の範囲」と「PCのスペック」について

「WEBデザイナー」がどのようなPC操作を行うかは「どのような業務を行うのか?」によって変化します。

例えば、「WEBデザインの製作のみ」が業務なのか、それとも「CMSを利用したWEBサイト構築」までを業務とするのかによって、「PCへの負荷」が変わってきます。

WEBデザインのみ

「サイト構築」は行わない場合は、

  • illustrator
  • photoshop
  • Adobe XD
  • Figma

等を利用することが多いのではないでしょうか。

これらのソフトウェアは「PCのスペック」が高性能なものでなくても動作しますが、メモリの容量は余裕を持たせたいところです。

特に「解像度が高い写真」を複数開きながら編集する場合は、「メモリ容量」が不足する可能性もあります。

最低でも8GB、推奨で16GB、理想は32GB欲しいところですね。

GPUは「DirectX 12」以降を利用できるものが推奨されているケースも多いですが、デザインでは「MAC」を利用していることも多く、そこまで高性能なスペックは必要が無いと思っています。

普段はWindowsとMACを両方業務で利用していますが、「Windows」をメインに使っています。

「Windows」で何か業務で支障が出るということも無いので、「Windows」か「MAC」かは自由に選択して良いと思っています。

「CMS」を利用したWEBサイト構築

「CMS」を利用したWEBサイト構築を行う場合は、「CPUの性能」にある程度余裕を持ったスペックのPCを用意したいところです。

WEBサイト構築の流れ
  1. 「ローカルPC(自分のPC)」でサイト構築を行う
  2. 「本番環境(サーバー)」にサイトデータをアップロード
  3. WEBサイトの公開

という流れで、「WEBサイト構築」を進めるケースが多いのではないでしょうか。

ローカル開発には「ローカルPC」に「WEBサーバー・データベースサーバー・メールサーバー」等を起動する必要があります。

これらのサーバーを1つ1つインストールするのは大変なため、

  • MAMP
  • XAMPP
  • Docker

などを利用して環境構築を行っている方も多いのではないでしょうか。

ローカル環境にインストールした「サーバーの処理速度」は、「PCの性能」によって影響を受けます。

「CMS」は内部で「プログラム」を実行するため、「WEBデザインのみ」を行う場合と比べて、より高性能なPCを利用する方が「サイト構築」をスムーズに行うことができます。

メモリも必要ですが、プログラムを実行する「CPUの性能」を上げることが大切になってきます。

CPUの「コア数」が多くあることで、「並列処理」に強くなるため「8コア以上」のCPUを利用したいところです。

「動画編集」や「3Dコンテンツの製作」を行う場合

「サイト構築」以外にも「動画編集」や「3Dコンテンツの製作」を行う場合は、より高性能なPCを用意したいところです。

「動画編集」では「動画編集ソフト」を利用して「動画の作成」を行いますが、「動画の書き出し」などに「GPU」を利用することができます。

また「3Dグラフィック」を活用した「WEB3Dコンテンツ」の製作では「3Dグラフィックソフト」を利用していきますが、「3Dモデルのレンダリング処理」などに「GPU」を利用しています。

そのため「GPU」もより高性能なものを選択することが大切になってきます。

「GPU」は成長著しい分野のため、どのスペックのPCを購入するのかはよく検討する必要があります。

現在主流のGPU(グラフィックボード)は、

  • AMD Radeon
  • Nvidia GeForce

の2つです。

「CPU」と「GPU」の2つの処理は下図のようなイメージになります。

オススメのPCの選び方

PCにはさまざまな種類がありますが近年人気があるのが「BTO」です。

「BTO」とは「Build To Order」の略で、「受注生産」のPCのことを言います。

「BTO」は制約はありますが「自分の好みのスペック」のPCをオーダーすることができます。

「Windows」の「BTO PC」はメーカーの選択肢も多く、予算が合わない時も多くのメーカーやPCの選択肢があります。

「WEBデザイン」や「WEBスキル」の学習や習得は「時間がかかる」ものですので、「学習の始め」に「ハイスペックのPC」を手に入れても「オーバースペック」となってしまう可能性があります。

「スキルの習得度」に合わせてPCをアップグレードしていくのも1つの方法です。

ただ、「BTO」は「初心者向けのPC」では無いため、「PCの操作」に自信が無い方は「完成品のPC」を買うという方法もあります。

ディスプレイの選び方

「PCの性能」以外にも、特にWEBデザインで大切なものに「ディスプレイ」があります。

ディスプレイは可能であれば「実物の発色」を確認した方が安心です。

ディスプレイによっては「思っていた発色と何か違う」と感じるケースもあります。

「色の見え方・感じ方」には個人差があるため、実物を見て「納得できる発色のディスプレイ」を購入できると満足度も高くなるのではないでしょうか。

さまざまなサイズのディスプレイがありますが、「机のスペース」によって選べるサイズも変わってきます。

ディスプレイのサイズが大きければいいというものでもなく、サイズが小さすぎるとと見づらいため、「作業が一番スムーズに進められるサイズ」を探求することが大切です。

この記事を書いた人

編集部スタッフです。

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